「制度を正しく活かす」という支援の出発点
こんにちは。行政書士の武藤久美子です。
このたび、日々の行政書士業務を通して感じたこと、当事者家族として葛藤していることや、制度の活かし方について綴るブログをはじめることにしました。
第1回となる今回は、私が行政書士として大切にしている「支援の出発点」についてお話しさせていただきます。
制度を正しく理解し、活かすことが支援の出発点
制度は、本来すべての人に平等な支援を届けるために設計されています。
だからこそ、その正しい理解と運用は、利用者の権利を守ることにつながります。
私は行政書士として、「制度を正しく理解し、適切に活用すること」こそが、すべての支援の出発点だと考えています。
しかし、制度の「すき間」にこぼれてしまう人がいる
現場で支援をしていると、制度の対象にならなかったり、手続きが難しすぎて申請をあきらめてしまったりする方々と出会うことがあります。
そういった「制度の外」に置かれた人たちが、声を上げられないまま孤立してしまう。
それは本来、制度が防ぐべき状況のはずです。
制度を基盤に、“支え合い”の仕組みを地域に育てたい
私は、制度を守る専門家であると同時に、「制度をきちんと活かしたうえで、それでも支えきれない部分をどう補えるか」という視点も大切にしています。
たとえば制度には載らない「地域での居場所」や「人とのつながり」が、生活の安心感を支えることもあります。
制度を軽視するのではなく、制度を土台としながら、それを補完する“支え合い”の仕組みを地域に育てていくこと。
それが、私の目指す最終的な支援のあり方です。
このブログで伝えていきたいこと
このブログでは、制度のこと、手続きのこと、支援の工夫、そして時には当事者家族・支援者としての葛藤や迷いについても、率直に綴っていきたいと思っています。
制度と現場の「橋渡し役」として、現実に即した知識や視点をお届けできれば幸いです。
これからどうぞ、よろしくお願いいたします。